ジャンププスターターのテストのため「わざと車のバッテリーを上げて」みました(笑)
しかも2トンのトラック!
エンジンが冷え切った一番負荷の高いシチュエーションでしたが。。。
一発始動!
恐ろしくすんなりかかりました!
もくじ
fcl ビーストパワー エボ
fclはLED/HIDヘッドライトバルブで有名なメーカーですがジャンプスターターもリリースしています。
今回はそのfcl製ジャンプスターター BEASTPOWER EVOのデストを行ってみました。
テスト車両はトヨタ ダイナ 2tトラックのガソリン車です。
ヘッドライトをつけっぱなしにして約20時間放置。バッテリーを完全に上げてしまいます。
セルを回しても「カチッ」ともいわない、ルームランプや警告灯も全く点灯しない完全放電状態です。
バッテリーの電圧を測ってみましたが1.4V程度。
乾電池レベルです(笑)
通常は12〜13Vなのでちょっとやりすぎたぐらい。
ココまで過放電させたバッテリーは大ダメージを受けていますので再使用しないほうが無難です。
そう、このテストはバッテリー交換を伴う大実験ですw
ジャンプスターターは緊急時に活躍してくれないと意味ないですからね。厳し目のテストです。
ケーブルを繋いで電源ONにすれば12V・24Vを自動判定してスタンバイOK。
となるはずが、電圧を自動判定できず。
まぁそりゃそうです。完全放電1.4Vですからw
長期間放置で上げたバッテリーなら普通は10〜11Vぐらいはありますから自動判定できるんでしょうけどね。
今回は特殊事例です。
そんなときはマニュアル操作で12Vに設定します。操作は12Vボタンを3秒長押しです。
「12V JUMP START READY」と表示されれば準備OK。
ルームランプも点灯しました。
セルを回すとジャンプスターターだと気づかないぐらいにあっさり始動。
ジャンプスターターを確認するとバッテリー残量が100%→85%に減っていました。
ここで「何回ぐらいスタートできるんだろうか?」と気になったのですぐエンジンを止めて再度エンジンを掛けてみた。
連続3回 ジャンプスタート
すぐエンジンを止めたので冷えたままでの再始動です。
2回目のスタート後 85%→75%
3回目のスタート後 75%→48%
3回目で電池残量がグッと減ったが問題なく始動。
ただ連続エンジンスタートは3回までが推奨とされているのでココで実験終了。普通は1回かかればOKですからね!
完全放電して傷んだバッテリーを新品交換して実験完了です。
このトラックのバッテリーは85D26という普通車より高性能&大容量バッテリーです。
そのバッテリーを完全放電させたコールドスタートでも軽々とクランキングしているのを見て「実力は十分!」と感じました。
なお今回は2トントラックでしたが10トントラックをラクに始動している動画もありました。
すごい。
おまけの機能確認
ジャンプスターターは始動性能が最重要!なのであまりオマケ機能は重視していないのすが思いのほか多機能でした。
パネル前面に2つのUSB端子(2.1A・1A)が搭載されています。2.1A仕様が一つあるのでスマホも高速で充電できるのは嬉しいですね。
40000mAhのなので大容量モバイルバッテリーとしても超優秀です。
なんとQuick Charge3.0に対応した充電器が標準装備です。
最大18Wに対応したQuick Charge3.0充電器だとそれだけでも2,000円近くします。
これは個人的にめちゃくちゃ嬉しいです。
超大容量ですが9〜10時間でフル充電できます。
ちなみに40,000mAhというとiPhoneが15回ぐらいフル充電できる容量のようです。
背面に高輝度LEDが搭載されています。
さきほどのUSB電源とあわせキャンプなどで便利そうです。
側面には12Vのシガーソケット。
念の為電圧を測ってみると16Vオーバー!
これはどうなんだろうか。通常なら自動車の電圧は最高でも15V程度にしかならないはず。
自動車用アクセサリは十分余裕を持って耐電圧を設定していると思われるが率先して使おうという電源ではないかな?
まとめ
車のトラブル原因で圧倒的に多いのがバッテリーあがり。
JAFの救援依頼内容でもおよそ4割がバッテリーの過放電だそうです。
いままでなら「ブースターケーブルで他の車に助けてもらう」または「ロードサービスを呼ぶ」ぐらいしか方法がなかったのですが、最近はバッテリーの高性能化で「ジャンプスターター」が現実的な選択肢になってきました。
今回の「BEASTPOWER EVO」は高性能&モバイルバッテリーとして優秀なのでドライブのお供にいいんじゃないでしょうか。
関連記事