美味しいご飯が炊けると海外からも注目されている日本の炊飯器。主要なメーカーだけでも象印、パナソニック、タイガー、三菱、日立、アイリスオーヤマ、東芝と7メーカーもあり、しかも各メーカーが数機種〜10機種以上販売しています。
モデルチェンジも激しくほぼ全シリーズが毎年モデルチェンジされます。その結果先程の7メーカーだけで2017年の1年間に新発売された機種が82機種にもなります。お値段も数千円〜10万円オーバーともの凄いラインナップです。どれほど日本人がお米に対してこだわっているかよくわかりますね。
たくさんの炊飯器があるのは嬉しいのですがこの中から理想の一台を見つけるのは至難の業ですね。それどころか「選択肢が多すぎて逆に選べない」という選択回避の法則にハマってしまいます。
こういう商品はある程度目的を絞って機種を選定すると間違いありません。この記事では炊飯器の2大メーカーである象印とパナソニクの3合炊きまでの小型タイプ、しかも無洗米に適した圧力IHにターゲットを絞って人気のおすすめ機種をご紹介します。
もくじ
象印の炊飯器 「極め炊き」
「炊飯器と言えば象印」と言われるぐらいの一流炊飯器メーカーですね。象印の炊飯器に対するチカラの入れようは凄まじく合計なんと23機種も販売中!!圧力IH、IH、マイコンの炊飯方式、3合〜1升炊き全てをランナップしている炊飯器のトップブランドです。
今回は3合炊きまでの小型タイプかつ圧力IHに絞ったNP-RL05とNP-RY05、それぞれの旧モデルの合計4機種について紹介します。
型式ではわかりにくいので廉価版、高級版、新型、旧型に分けて表記していきます。
【旧型・廉価 NP-RK05】
【新型・廉価 NP-RL05】
【旧型・高級 NP-RX05】
【新型・高級 NP-RY05】
4機種の価格相場。旧型・高級機がお買い得!
旧型・廉価<旧型・高級≒新型・廉価<新型・高級
旧型が安く新型が高い。それは当然なのですが実は【旧型・高級】と【新型・廉価機】はほぼ同価格になっています。15,000円ほど違う機種がほぼ同じ値段で購入できるのはとても魅力的ですね。
では4機種はそれぞれどのように違うのでしょうか?下記で解説します。
高級機と廉価機の違い
高級機と廉価機の大きな違いは2点だけ。
内釜コーティング
廉価機は「黒まる厚釜」、高級機は「プラチナ厚釜」となっています。内釜の厚さは1.7mmと共通ですのでコーティングの違いとなります。プラチナコート働きにより、より甘いご飯に炊きがります。
圧力
高級機と廉価機では炊飯中にかけられる最大圧力が異なります。高級機で1.2気圧、廉価機は1.15気圧となっています。高圧にすれば水の沸点が上がりより高温で炊飯できるようになります。お米の芯まで火が通るため独特の柔らかい食感に炊き上がります。もちもちのお米が好みであれば高級機を選択するほうが良いでしょう。
旧型と新型の違い
旧タイプから変わった部分は下記の3点。
やわらかメニュー
「白米ふつう」で炊いたごはんがかたいと感じる方にもおいしく召し上がっていただけるよう、「やわらか」メニューを新たに追加しました。「白米ふつう」よりもやわらかく、「おかゆ」よりもかための食感に炊き上げます。
視認性アップ
内ぶたのフックをオレンジ色にして強調することで、取り外し部分を分かりやすくしました。
ユニバーサルデザインフォントを採用
道路の案内板などにも使われているフォントを採用し、視認性を向上させました。
4機種の違いまとめ
新型と旧型はほとんど変更なし!
廉価版と高級機では高級機のほうが、ふっくら甘く炊き上げることができます。
コスパ重視なら【旧型・高級 NP-RX05】
これで間違いないでしょう。
旧型・廉価
旧型・高級
新型・廉価
新型・高級
パナソニックの炊飯器 「おどり炊き」
世界に誇る日本の最大手家電メーカーのパナソニック。ありとあらゆる家電を販売していますが炊飯器も19機種もリリースしています。しかもパナソニックはマイコン炊飯器を販売していないのでIH、圧力IHのみの機種数です。パナソニックは世界初のIH炊飯器を販売した老舗メーカーですがパナソニックが買収した三洋電機は圧力IHを初めて開発した会社です。圧力IH炊飯器は両社の技術を集めた先進の炊飯器と言えます。
パナソニックが販売している3合炊きの圧力IHは【高級機 SR-JW057】と【廉価機 SR-JX057】の2機種です。パナソニックはモデルチェンジで数字部分が「55➡56➡57」と新モデルになるごとに大きくなります。
SR-JW057は新シリーズで旧バージョンがありません。
SR-JX057の旧モデルはSR-JX056となります。
新シリーズ SR-JW057 は「Wおどり炊き」搭載
可変圧力IH方式 おどり炊き
三洋電機か開発しパナソニックに引き継がれている画期的な可変圧力IH方式を採用した「おどり炊き」です。それまでの圧力IHは高圧温度による「炊飯の時短」を主目的として採用されていました。三洋は圧力の急激な変化によにり「炊飯中にご飯をかき混ぜる」事に成功。ハリ、ツヤがあり、ふっくらとした炊きあがりを実現しました。
IHコイル高速切替方式 おどり炊き
パナソニック独自のIHコイル高速切替による「大火力おどり炊き」です。内側のIHで加熱しているときは中心から外へ、外側のIHで加熱しているときは外から内へ対流がうまれます。この作用で炊飯中の米が大きく動き「おどり炊き」の効果を生み出します。
2種類のおどり炊きを搭載した「Wおどり炊き」
3合炊きクラスの小型炊飯器は「可変圧力IH方式 おどり炊き」搭載機のみとなっていました。SR-JW057は小容量3合炊きモとして初めて2種類のおどり炊きを搭載した「Wおどり炊き」炊飯器となっています。
SR-JXシリーズは可変圧力IH方式 おどり炊き
SR-JXシリーズは最上位機種にも採用している「可変圧力おどり炊き」を3合炊き用も採用し少量でもおいしいもちもちした銀シャリを炊き上げます。SR-JW055から3代目となるSR-JW057は「加圧追い炊き」と「おこわ」コースを新たに搭載し更に完成度を高めました。
「おこわ」コース
*従来品SR-JX056は、ざる上げ:30分、炊込みコース:約45分、調理総時間:約75分。
「よりやわらかごはん」コース
じっくりとやわらかく炊き上げます。銀シャリは「ふつう」「かため」「やわらか」に加え、「もちもち」を選べ4種類炊き分けが可能です。
パナソニック3合炊き圧力IH炊飯器まとめ
SR-JXは新型と旧型はほとんど変更なし!
コスパ重視なら【旧型 SR-JX056】
新シリーズのSR-JW057は最高機種と同じ「Wおどり炊きで」美味しさアップ!
予算に余裕があれば【SR-JW057】でしょう。
旧型 SR-JX056
新型 SR-JX057
新シリーズ SR-JW057
まとめ
小型の圧力IH圧力鍋はいかがだったでしょうか?
非常に沢山種類があって選ぶのが難しい製品ですよね。
数年は使う炊飯器ですから間違いないものを選んでくださいね。
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