子供が幼稚園に入園すると名札やタオルの紐付けなど多少なりとも洋裁をする必要が出てきますね。
そんな時に大活躍するのが「ミシン」。
でも5,000円の中国製から5万円の有名メーカー製までとても沢山の種類があります。
例えば世界最大のミシンメーカー「ジャノメミシン」は一般向けだけでも34機種も出ています。
この記事では「どれを選べばいいいかわからない!」という方にとっておきのオススメ機をご紹介します。
- はじめてのミシン
- 洋裁が趣味ではない(むしろ苦手)
- 入園グッズやスタイの手作り、雑巾作り程度を想定
- 服を縫うなど本格的な洋裁をするつもりはない
機能を絞った入門機
ご希望のミシンの使いみちはどのようなものでしょうか?
・服を一から作りたい?
・キャラクターや文字の刺繍がしたい?
・ジーンズの裾上げ?
違いますよね。
服を作りたい!なんて方はある程度、手縫いで洋裁ができる人でしょう。
私達は違います。
とりあえず紐をつけたり名札をつけたり雑巾を縫えるだけでいいんです。
多機能高機能は必要ありません。
初心者がかんたんに使える最低限の機能と品質を持ったおすすめミシンを紹介します。
【ベストバイ!】ジャノメ 電動ミシン JN508DX
はじめてのミシンならコレで決まりじゃない?と思うぐらい良コスパな名機です。
いろんな意見があると思いますが価格・品質・性能を考えると絶対に損したとは思わないミシンです。
実はこの機種はなんと2013年から販売されている大ベストセラー機です。
「せっかく買うんだから新機種がいいんじゃないの?」と思うかも知れません。でもミシンはもう既に完成されていて何年も新しい革新的な機能は追加されていません。
せいぜいタッチパネルが搭載されたとか、USBのデータを読み込んで刺繍を出来るとか、本質とは関係ない機能追加ばかりです。
名札をつけたい等の入園準備やスタイの手作り程度であれば十分すぎるほどの機能と性能です。
マイナーチェンジが繰り返されて完成度の上がった、しかも世界最大のメーカーであるジャノメ製ミシンが1万円ちょっとで買えるんです。
他のミシンを選ぶ意味ありますか!?
両手が使える!フットコントローラー標準装備
ミシンの操作には大きく分けて3種類があります。
- スイッチをONにすると動作する
- ボタンを押しているだけ動作する
- フットコントローラーを踏んでいるときだけ動作する
ミシンの操作は忙しい
縫い始めと縫い終わりには「返し縫いを」しますよね。
ミシン操作に慣れていない状態で「縫い進めて」「折り返して」「止める」を連続で行うこととなります。
スイッチ式・ボタン式は全て手で操作を行いますが操作中は布抑えが片手になっちゃいます。しかもスタート・ストップ・折返しを片手操作。
この操作にミシン初心者はオロオロしちゃうんです。
フットコントローラー式は両手で布を押さえられますしす、足を上げればとりあえずミシンは止まります。
スタート・ストップが「足」、折返しが「手」というように完全に操作が別れているため混乱しにくいんです!
ミシンに慣れた上級者には大したことがないのですが、フットコントローラーは初心者には必須と言っても良い機能です。価格の高い機種でもオプションパーツの場合もあるなかジャノメのJN508DXはフットコントローラーが標準装備です!
これだけで別売りなら2,000円〜3,000円はするものです。
この価格のミシンで標準搭載は本当にオトクなんです。
縫い模様は10種類+ボタンホール
直線縫い、トリコット、シェルタック、まつり縫い、ジグザグ縫い、ボタンホールに対応した操作がわかりやすい大型縫模様変更ダイヤルを搭載しています。
選べる縫い模様は10種類
4万円以上の高級機ですと200種類を超える縫模様が選べますので見劣りするように感じますが。。。
でも本当に必要なのしょうか?
この機種で直線縫いはピッチ違いの3種類(細かい・標準・荒い)。
アップリケやボタン付け、飾りぬいなどに使用するジグザグ縫いは幅違いの3種類(幅大・幅中・幅小)。
他にもまつりぬいやボタンホール・ボタン付けもできますので初心者が使うには十分すぎるほどの機能です。直線縫い、トリコット、シェルタック、まつり縫いの違いをスラスラ説明できるような人ですと、この機種では満足できないかも知れません。
ただ名札などの入園グッズやスタイ作りであれば全く問題ないはずです。
ワンタッチ糸通し
デニムも縫える
ある程度の厚手の生地にも対応しているのでジーンズの裾上げなども可能です。お子様が大きくなっても活躍してくれます。
1年保証
糸別売り
糸はついてこないのでセット品を一緒に揃えておきましょう
初めてのミシンの選び方
コンピューターミシン、電子ミシン、電動ミシンの違い
コンピューターミシン > 電子ミシン > 電動ミシンの順に価格がやすくなります。
大きな違いはミシンの制御方法です。
コンピューターミシン
多くのセンサーを用いて針の位置や糸の張り、モーター速度をコンピューターで制御します。上下前後左右への針の動きを完全に制御するため複雑な模様や文字を刺繍することもできます。
また上下の糸の張り強さ(糸調子)も自動で調整する機能もついています。
初心者にも上級者にも満足できる性能ですが価格は高くなります。
電子ミシン
針の上下をコンピューターでコントロールしているミシンです。前後左右はカムと呼ばれる部品で制御しますのでコンピューターミシンほど多くの刺繍模様に対応していません。
ただコンピューターミシン同様に低速でもハイパワーを出せるので厚手生地も得意なミシンです。
コンピューターミシンほど初心者に親切ではなく、また上級者が求めるほどの機能もないためミシンに必要な機能を十分に理解した上級者向けの機種と言えます。
電動ミシン
最も簡単な仕組みのミシン。
コンピューターミシン、電子ミシンは針の動作をコントロールしているため針の停止位置を指定可能ですが、電動ミシンは止めた位置で針が止まります。
また低速ではパワーが出ないため厚手の生地と縫う場合は高速で動かす必要があります。
初心者は速い速度で縫う事が苦手であるため厚手生地縫いはオススメできません。薄手〜普通生地専用機として使用するのがおすすめです。
自動制御の部分がないので調整も自分でする必要がありますがミシンの基本を覚えるには最適とも言えます。
この電動ミシンを使いこなせるようになれば、高価な機種に買い換えても十分使いこなすことができるでしょう。
低価格と機高級機の違いは?
同じ種類のミシンの中でも高価な機種と低価格な機種とあります。
両者の主な違いは本体・部品の材質の違いです。
ミシンはある程度重いほうが安定して縫い物を行えます。高級機は金属部品が多く、重い傾向です。また金属を多用することによりプラスチック製より高精度な縫いが行なえ高耐久も高くなります。
さらに厚手の生地に対応するためモーターも強力なものが採用されています。
安価なミシンはプラシチック製で、しかもプラスチックの厚みも薄く、剛性がないため厚手の生地は縫えません。またモーターも非力です。
初心者に最適なミシンは?
潤沢な予算があるなら高級なコンピューターミシンを購入すれば間違いないでしょう。
「コンピューターミシンは高機能だから難しい」というわけではありません。
基本縫いの機能も搭載されており、タッチパネルや液晶画面がついている機種なら初心者でもかんたんの使えるように工夫されています。
ただおそらく初心者は殆どの機能を使わないでしょう。
初心者に親切なミシンはありがたいですが高機能なミシンは不要です。
それであれば「安価な製品で大丈夫なのか?」というと、そうではありません。
極端に安い中国無名メーカー品は避けたほうが無難です。
ミシンは恐ろしいほど精密にできていますので品質の安定していない中国製はハズレを引いたときに大変です。
故障などが起きた場合も修理ができず使い捨てになることもあります。
まとめ
初心者にこそ高級機を!という意見もありますがタオルを作るのに5万円の機種を買うのはいかがなものかと思います。
かといってあまりに安い機種は「安物買いの銭失い」になってしまうのがミシンの難しいところ。
ということで「価格・品質・性能」 + 「保証」のシッカリした国産ミシンを選ぶことをおすすめさせていただきました。
このJN508DXであれば買って後悔したとうことはまずないはずです。このミシンを入口に裁縫好きになるかも!?
あなたのミシン選びの一助になれたなら幸いです。
ぜひ楽しいミシンライフを過ごしてくださいね。