毛玉取り機で6年連続シェア№1のイズミの「毛玉とるとる」。ポータブルタイプから大型タイプまで5機種がラインナップされていたのですが2017年9月に全機種に後継機種がリリースされました!
今回のモデルチェンジは基本的には型番変更だけで同じものと考えて大丈夫ですが改めて5モデルの違いや特徴を解説します。
もくじ
イズミ「毛玉とるとる」とテスコム毛玉取り器の違い
テスコムの毛玉取り機と人気を二分するイズミの「毛玉とるとる」。どちらもロングセラー商品で完成度の高い毛玉取り機ですね。
お互い非常に完成度が高く、何方を購入しても間違いないのですが、イズミの「毛玉とるとる」の特徴はマルチ電源タイプの多さではないでしょうか?
毛玉取り機の電源は3種類
マルチ電源の説明の前に毛玉取り機の電源について解説しましょう。毛玉取り機の電源は乾電池式・内蔵バッテリー式・交流式の3種類あります。
乾電池式
単3電池などで動く乾電池式。外出先でも簡単に手に入るので持ち運びしやすいポータブル式に採用されることが多い方式です。単3電池2本で2時間程度使用できますので意外と電池代はかかりません。単3タイプの充電電池を使うと繰り返し使用できて経済的です。欠点としては3電源の中で一番パワーが劣ります。
内蔵バッテリー式
本体にバッテリーを内蔵している内蔵バッテリー式も乾電池式と同じくケーブルがないため持ち運びがしやすいです。ただ外出先では充電しにくいので室内での取り回しに特化したハンディタイプに採用される傾向があります。内蔵バッテリーにはニッカド電池が採用されていますが半年に一度程度は充電しないと極端に寿命が短くなるので注意が必要です。充電式なので電池交換は不要ですが内蔵電池自体の交換はできないため注意が必要です。
交流式
交流式は100Vコンセントにプラグ挿して使用するタイプ。持ち運びには適しませんが最もパワーがあります。電池交や充電、バッテリーの寿命も気にしなくて良いため長期の不使用期間があっても問題ありません。
マルチ電源タイプは「内蔵バッテリー式+交流式」
マルチ電源タイプは内蔵バッテリー式、交流式のどちらでも使えるタイプです。コンセントに挿しているときはハイパワーな交流式。コンセントから抜けば内臓のバッテリーで動作します。万が一内蔵バッテリーの寿命が尽きても交流式として使用することができます。非常に便利な方式ですが欠点は価格が高くなる傾向があることです。
テスコムの毛玉取り機にはマルチ電源タイプは1機種のみになります。対してイズミ「毛玉とるとる」は5機種中3機種がマルチ電源タイプとなっています。
「毛玉とるとる」5種類10機種の違い
「毛玉とるとる」の型式はKC-NBまたはKC-NWから始まります。「B」は乾電池、「W」はマルチ電源タイプとなります。
ローマ字のすぐ後ろの数字「1」「3」「5」「7」「8」が機種別の番号となっています。
また最後の数字は「4」または「7」になっており、「4」は旧型、「7」が2017年9月に発売された後継機種となっています。なおこの記事執筆時点ではまだ新型には完全に移行しておらず新・旧ともに併売されている状況です。
新・旧の違いは色やパッケージの変更など非常に軽微な変更でほぼ同じ商品ですが販売価格は大きく異なる場合があります。旧機種のほうが新機種にくらべ高い、逆に安いこともありますので同じグレードであれば新旧の価格をよく比べて購入したほうがお得です。
KC-NB14 KC-NB17 |
KC-NB34 KC-NB37 |
KC-NW54 KC-NW57 |
KC-NW74 KC-NW77 |
KC-NW84 KC-NW87 |
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タイプ | ポータブル | ハンディー | ハンディー 据え置き |
ハンディー 据え置き |
ハンディー 据え置き |
電源 | 乾電池 | 乾電池 | 内蔵バッテリー 交流 |
内蔵バッテリー 交流 |
内蔵バッテリー 交流 |
刃径 | 45mm | 52mm | 52mm | 52mm | 65mm |
サイズ(mm) 幅/奥行き/高さ |
63/95/147 | 66/95/173 | 66/88/174 | 66/95/173 | 82/122/175 |
重量(g) | 155 | 170 | 192 | 202 | 250 |
careモード | ☓ | ○ | ☓ | ○ | ☓ |
着たままカット | ○ | ○ | ○ | ○ | ☓ |
ふわふわガード | ☓ | ○ | ○ | ○ | ○ |
カーペット ソファー対応 |
☓ | ☓ | ☓ | ☓ | ○ |
careモード
刃の回転方向と刃の角度を調節し⽣地へのダメージを軽減しつつ従来の切れ味を保つ
着たままカット
衣類を巻き込まず毛玉だけをカットできるよう工夫し、着衣状態でも毛玉取りができます
ふわふわガード
刃の外周についたガードの高さを変化させることによリ生地の風合いをキープしたまま毛玉取りをします
ポータブルタイプ KC-NB14・KC-NB17
KC-NB14 KC-NB17
イズミ「毛玉とるとる」で最もコンパクトな乾電池で動作するKC-NB14とKC-NB17です。
鞄に入れるには少し厚みがありますが、刃径が大きいので毛玉取り性能は高くなっています。コンパクトさではテスコムに軍配が上がりますので比較検討すると良いでしょう。
イズミ KC-NB14・KC-NB17
幅63×奥行95×高さ147mm
TESCOM KD400-W
幅44×奥行97×高さ70mm
ハンディータイプ KC-NB34・KC-NB37
KC-NB34 KC-NB37
KC-NB34・KC-NB37は乾電池式のハンディー機ですが52mmサイズ刃でほぼ上位機種と同サイズです。充電が不要で単3アルカリ電池2本で約120分も使用できます。交流式のようにコードもないため取り回しもしやすくcareモード・着たままカット・ふわふわガード対応と上位機種と遜色のない性能です。
ハンディー+据え置きタイプ KC-NW54・KC-NW57
KC-NW54 KC-NW57
100V電源と内蔵バッテリーのマルチ電源で使えるKC-NW54・KC-NW57です。テスコムのマルチ電源は最上位機種のみになりますのでKC-NW54・KC-NW57であればほぼ半額なので非常にお買い得なモデルです。
ケアモードが搭載されていませんがあまり押し当てないようにすれば薄手の生地も毛玉取りできますので通常はこちらの機種でも問題ありません。コスパ№1のおすすめモデルです。
新型・旧型の違いはカラーなどで性能的には違いがないにも関わらず価格は結構異なります。両方を比較し安価な方を購入するほうがオトクです。
据え置き+ハンディー+ハイスピード KC-NW74・KC-NW77
KC-NW74 KC-NW77
ハイスピードモーターを搭載し、さらにケアモードも使用できる「衣料用毛玉とるとる」の最高機種です。高速回転する刃で広範囲も素早く処理できる高性能機です。マルチ電源なので着たままでも取り回しがよく、電源ケーブルを接続すれば電池残量を気にせず長時間作業できます。
据え置き+ハンディー+大型ハイパワータイプ KC-NW84・KC-NW87
KC-NW84 KC-NW87
毛玉取り器としては業界最大級となる65mm刃を採用したソファーやカーペット、クッションなどのインテリアにも対応したKC-NW84・KC-NW87です。広い面積がお手入れでき、もちらんセーターやジャージも、テフロンコーティングダイモンド研磨された大型刃でキレイに素早く仕上げます。
まとめ
イズミの毛玉とるとるの各機種の違いはお分かりいただけたでしょうか?いずれもバランスが良い毛玉取り機で悩ましいですね。またテスコム製毛玉取り機も完成度が高く悩ましいところですがどの機種も買って損はしない性能ですので安心してお選びくださいね。