毛玉取り機の超有名メーカーと言えば「テスコム」と「イズミ」ですね。
どちらのメーカーも非常に評判がよく、またどちらも新製品を出したばかりで新旧総勢20機種から選ぶことが出来ます。
悩みに悩んで購入したのは「イズミ 毛玉とるとる KC-NW57」でした。
実機のレビュー・感想と、気になる点やこの機種を選んだ理由を書いていこうかなと思います。
毛玉を取るのは我が家随一のスーパー毛玉まみれスウェットです。
子供のパジャマとしてワンシーズン頑張ってくれたのですが、ちょっとお見せするのがはばかられるぐらい毛玉でエライ事になっています。
拡大するとこんな感じです。まぁ良くもこれだけ毛玉だらけになったなと思います。
これは「毛玉とるとる」の性能をテストをやってみます。
今回購入した「KC-NW57」を使って毛玉取りに挑戦してみました。
もくじ
バリバリとれる「毛玉とるとる」 実機レビュー
さっそくですが右半分だけやってみました!
写真は明るさ調整したり動画から切り出したりしたので色目が少し違うのもありますが同じズボンです。
どうでしょうか?
こんな毛玉たちが。。。
こんな感じになります!
はじめは「ふわふわガード」と呼ばれるアタッチメントを付けてやっていました。
このアタッチメントは「毛足を残す」ようにカットし、ふんわり感を残した仕上がりに出来るのがウリです。
スキマが空くので「毛羽が残る(残ってしまう)」んですね。
このケバケバが気になったので最終的にはアタッチメントを外して仕上げました。
毛羽までスパッと切り取ってくれますが、強く押し付けると穴があくので生地をタルませないように引っ張りながら、優しく動かすのがきれいに仕上げるポイントです。
細かいケバケバも取れたので生地の表面が新品のようにスルっとして光沢が出たのがおわかりいただけるでしょうか?
ココでもう一回、毛玉取り前の服を。。。差がスゴイ。。。
ちなみにコレが子供のズボン一着から取れた毛玉+ケバケバ。8割ぐらいケバケバですけどね。
仕上げるのに写真を取りながらでも10分ぐらいだったでしょうか?
はじめからアタッチメントなしでやっていたらもっと早く終わっていたと思います。毛玉がバリバリと取れて凄く気持ちよかったです。
KC-NW57の気になるポイント
毛玉取り後の仕上がりには大満足!ですが気になる点もあります。
KC-NW57は内蔵バッテリーでも100Vコンセントでも動くマルチ電源対応。
でもバッテリー動作時よりコンセントに繋いだ時の方が少し回転速度がアップします。
そして高速回転しているときのほうが、やはり毛玉が取れるスピードもアップします。
僅かな差なのですが今回のスウェットの毛玉が大量だったのでもう少しスピードがある方が快適に毛玉取り出来そうだなと思いました。
KC-NW57のもうワンランク上の「KC-NW74」と「KC-NW77」にはハイスピードモーターが搭載されています。
KC-NW57との価格差は500〜600円程度なので「KC-NW74」「KC-NW77」でも良かったかなぁ。。。とも思います。
その分安く買えているので後悔しているほどではないんですけどね。ちなみに「KC-NW74」「KC-NW77」の違いは色だけで同じものですが結構値段は違いますね。
【旧型ハイスピード】 KC-NW74
【新型ハイスピード】 KC-NW77
毛玉とるとる KC-NW57を選択した理由
20機種の中からいきなり選ぶのは難しいので、優先順位の高い機能を優先し、不要な機種を除外し消去法で機種を絞り込んでいきました。
電源タイプで絞り込む
毛玉取り機には4種類の電源があります。それぞれメリット・デメリットありますが「マルチ電源タイプ」を選択しました。
乾電池タイプ
入手がカンタンな乾電池駆動。最大120分ほど動作するロングライフ。
却下理由
乾電池タイプはやはり電池交換の手間やランニングコストが気になった。エネループのような充電式乾電池をたくさん持っているならいいかもしれない。
AC100V
最もハイパワーなコンセントに挿して使うタイプ。
却下理由
電源ケーブルは邪魔。コードレスが良い。
内蔵バッテリー
電池交換が不要な充電タイプ。
却下理由
バッテリーは「ニッカド電池」。長期間の保管では自然放電して極端に寿命が縮むという特性がある。半年に一回の充電で劣化は防げるが面倒だし忘れそう。
マルチ電源タイプ
内蔵バッテリー+AC100Vの両方に対応したタイプ。
最も理想に近い。バッテリーが弱ったら最悪でもコンセントに繋いで使うことが出来る。内蔵バッテリーがリチウムイオンバッテリーなら最高だった。
ということで、今回選んだのはバッテリー&100Vの両方に対応したマルチ電源タイプ。
マルチ電源タイプの毛玉取り機はテスコムはKD900の1機種。
泉精機はKC-NW54、KC-NW57、KC-NW74、KC-NW77、KC-NW84、KC-NW87の6機種。
20機種から7機種まで絞られました。
ハイパワー機は不要
毛玉取り機には3種類のタイプがあります。
- 持ち運びに便利なポータブルタイプ。
- ソファーやクッションにも対応した大型ハイパワータイプ。
- 一般的なハンディータイプ
ポータブルタイプにマルチ電源タイプは無いので「ハイパワータイプ」か「ハンディータイプ」から選ぶことになります。
使用目的としては「服の毛玉取りだけできればOK」なので性能的にはハンディータイプで十分です。
ハイパワータイプは刃径やボディサイズも大きく高価格です。価格的にもハンディータイプから選ぶことにします。
唯一残ったKD900はハイパワー機なのでここでテスコムは全滅。
イズミの毛玉とるとるはKC-NW54、KC-NW57、KC-NW74、KC-NW77の4機種がハンディータイプです。
この4機種からさらに絞り込んでいきます。
アタッチメントや風合いガードはあまり重要ではないかも?
残り4機種はイズミの旧タイプ2機種と新タイプ2機種です。新旧の違いは型番とカラーのみなので実質は2シリーズですね。
この2シリーズの違いは「careモードの有無」と「モータースピード」です。
ケアモードとは
刃の角度と回転方向を調節することで、切れ味を保ちつつ生地へのダメージを軽減するモード。おしゃれ着等の繊細な衣類の毛玉取りや着たままで毛玉を取る時に使用します。
と、言うことなのですが「着たまま毛玉取りが出来る」のはそんなに意味のあることでしょうか?1個毛玉を見つけたら、数十個は出来てると思うんですよね。
そんな「着たままで取れる毛玉だけ」を取る意味はないので、結局は着替えるか、脱いでから毛玉取りすると思うんです。
またケアモードのおかげで繊細な衣類の毛玉取りも綺麗にできた!という口コミは見当たらずさ絶対に必要な機能ではないような気がしました。
私の結論としては「ついていればいいかな?」程度の優先度です。
これで機種はKC-NW54、KC-NW57の2機種に絞られました。
価格の安さで「KC-NW57」に決定!
KC-NW54とKC-NW57カラーの違いだけで同一スペックの機種です。
KC-NW54が旧型。KC-NW57が新型となります。旧型のほうが安そうですが、私が購入した時点では新型のKC-NW57の方が安価でした。
価格が逆転することもありますし、販売している場所でも異なりますので比べるのがおすすめです。
【旧型】 KC-NW54
【新型】 KC-NW57
まとめ
毛玉取り器選びと実機レビューはいかがだったでしょうか?
とても評判がいい両メーカーですので性能に不安はなかったのですが、機種が多すぎてかなり悩みました。
結果としてはとても満足のいく「よい買い物」が出来たと思います。
みなさんの毛玉取り器選びの参考になったなら幸いです。
なお「テスコム」「泉精機」の毛玉取り機は2記事に分けて解説しています。ぜひこちらも参考にしてみてくださいね。